特定非営利活動法人日本顎変形症学会

特定非営利活動法人日本顎変形症学会

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理事長ご挨拶

理事長ご挨拶

日本顎変形症学会
理事長 森山啓司

この度、特定非営利活動法人 日本顎変形症学会(Japanese Society for Jaw Deformities)の理事長に就任いたしました。
顎変形症は、成長発育の過程であごの骨格に変形を生じる病態でありますが、口腔、顎、顔面に審美的障害をもたらすばかりでなく、咀嚼、発音、呼吸といった人々が健康かつ快適な生活を維持する上で欠かせない重要な機能にも影響を及ぼす可能性があると言われています。顎変形症に対する治療は、口腔外科、矯正歯科をはじめとする複数の診療科が、高度な専門知識や医療技術を駆使して、互いに協力しながら行われます。

本学会の沿革は、1982年に始まった顎変形症研究会が母体となり、1991年1月に飯塚忠彦先生(現京都大学名誉教授)を理事長として発足しました。その後、齊藤力先生(元新潟大学名誉教授、元東京歯科大学客員教授)、飯田順一郎先生(現北海道大学名誉教授)、小林正治先生(新潟大学教授)、高野正行先生(東京歯科大学教授)に理事長が引き継がれております。また、2005年7月には特定非営利活動法人となり、矯正歯科医や口腔外科医を中心に2500名以上の会員数を擁する学術団体へと成長を遂げてきています。

本学会では、年次学術大会ならびに教育研修会等の開催、機関誌である「日本顎変形症学会雑誌」の定期刊行、ホームページを通じての普及啓発活動等に努めています。国際的な活動としては、2001年にKorean Association of Maxillofacial Plastic and Reconstructive Surgeons (KAMPRS)との姉妹提携を締結して以来、20年以上にわたり学術交流を活発に行って参りました。また、国内においては、日本学術会議、日本歯科医学会、日本歯学系学会協議会等との連携を図りながら、学術団体として基盤強化に努めています。さらに、2023年からはいよいよ本学会の認定医制度がスタートする予定です。

顎変形症に関する学術研究及び教育普及活動の推進を図るとともに、医療水準の高揚と次世代人材の育成、さらには国民の医療福祉の増進に向けて尽力する所存ですので、本学会の活動に対しまして、より一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 日本顎変形症学会
理事長 森山啓司