特定非営利活動法人日本顎変形症学会

特定非営利活動法人日本顎変形症学会

  1. JP
  2. EN

理事長ご挨拶

理事長ご挨拶

日本顎変形症学会
理事長 高野正行

「顎変形症」とは、上あごや下あごが伸び過ぎていたり、あごが小さい、横に曲がっているなどが原因で、歯のかみ合わせがずれて、顔や口もとが変形を起こしている病気です。このような状態ではうまくかめませんし、あごが痛い、話し言葉がわかりづらいなどのさまざまな障害が生じます。また「受け口」「あごなし」などといわれてコンプレックスとなり長い間一人で悩んでいる方も少なくありません。

しかし、現在では、このような方々に対して、歯科矯正治療と顎矯正手術を組み合わせることにより、安全に治療・改善することが可能になっています。

この学会は、「顎変形症」という病気に悩んでいる患者さんのために、関連する専門分野から多くの専門家が集い、その病態や原因の解明など、その治療の進歩発展のために活動している学会です。

顎変形症の治療は、多くの専門家の知識・技術を結集したチーム医療です。安全で確実な、また効果的で効率的な治療法を確立するためには、それぞれの専門領域における医療技術、治療体系を着実に進歩させていくことが重要な要素であるとともに、他の専門領域の知識を正しく理解し身につけていくことも大切です。この課題を解決するために、われわれは顎変形症の治療に役立つ基礎的研究や臨床的研究に努力を重ねています。

この学会の目標は、「顎変形症」についての学術研究および教育普及活動等を行うことで、医療水準の高揚と次世代人材の育成を図り、国民の医療福祉の増進に寄与することです。
そのために、この学会では、

  1. 学術集会を毎年開催して顎変形症に関する研究を発表する
  2. 顎変形症に関する学術雑誌の定期的な発行
  3. ホームページなどによる顎変形症についての知識の普及と啓発
  4. 顎変形症に関連する国内外の諸団体との連携
などの活動を積極的に行っています。

日本顎変形症学会(Japanese Society for Jaw Deformities)の沿革は、1982年に始まった顎変形症研究会が母体となり、1991年1月に飯塚忠彦先生(現京都大学名誉教授)を理事長として発足しました。その後、齊藤力先生(元新潟大学名誉教授、元東京歯科大学客員教授)、飯田順一郎先生(北海道大学教授)、小林正治先生(新潟大学教授)に理事長が引き継がれ、現在に至っています。さらに、本学会は、2005年7月には特定非営利活動法人日本顎変形症学会となり、現在の総会員数は、矯正歯科医や口腔外科医を中心に2000人を越えています。

最後になりましたが、この学会は、顎変形症に悩んでいる患者さまのために、個々の会員の日々の努力を基盤として、顎変形症治療の進歩に寄与する専門学会としての責務を果たしていきたいと考えております。

皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

日本顎変形症学会
理事長 高野正行